最後まで観たアニメ(～2018春)の雑感想

最終話まで観たアニメの雑感想と評価
下に行けばいくほど感想が雑になってる
何か思い出したり見返したり新しく観終えたらその都度追記します
内容覚えてない物は除去（カレイドスター、少女コゼットetc）
感想出そうで出ない漫画原作も除去（あんハピ♪、坂本ですが？etc）
ガンダムシリーズも全部割愛
萌え豚向け日常アニメの評価は基本的に激甘

評価
S：レジェンド。最高。
A：秀作。もう一度観たいと思える。
B：良作。満足したけどもう一回観たいとは思わない。基本これ。
C：凡作。毒にも薬にもならない。Dでも魅力的な要素があったらと思ったらこっちに入れるかも
D：駄作。時間の無駄。酌量の余地無し。

2018春

・ウマ娘プリティーダービー：B+
今期一良かった。
内容はシンプルなスポ根。放送前はサイゲ社員がウマ娘のスレ立てしたり放送中は露骨なステマしたりスマホアプリ部分の運営の不信な動きが多かったけど、内容は良かった。テンポ良くて終始退屈しないし（特に7話の）史実を背景にした脚本は感心した。
何よりこの手のアニメでよく使われる物語に緩急をつけるために一人のキャラにヒール役を押し付けてシリアスな話を収集するという展開がなかったことが安心したし一番良かった

・こみっくがーるず：B
きらら枠。漫画描く人の話。結構よかった。
監督やキャラデザや主人公のCVが新人で新鮮なアニメだった。
脚本・シリーズ構成は大量の前科持ちの高橋ナツコだけど、百合を描くのは得意なようで話に疑問に思うことは特になかった。

・ゴールデンカムイ：B?
原作既読。原作の変態によるフェチ半開き漫画を忠実なアニメ化…でもなかったかも。
動物の3Dとアシリパさんの台本棒読み感以外は満足。作画は普通。
レタラだけでも作画が良かった…何だか原作に寄っかかりな内容に感じた。シナリオはやけにハイペースだし正直原作の方がいいと思います

・SAOオルタナティブガンゲイルオンライン
1話：A　2,3話：B＋　4話以降：C　11話：A　最終話：B
面白かった。
キノの旅コンピのロリがマルチPvPのFPSをする話。
PUBGやフォートナイトが流行ってる今結構タイムリーな作品？
作画は上々。やっぱ黒星先生のロリは最高。
1～4話は上々。以降はウーンって感じ。ラスト2話はとてもいい。

・ひそねとまそたん：B
ドラゴン×武装×戦闘機×変形×女性パイロットという男の夢ガン積みのシンゴジラで監督した樋口真嗣監督作品
シリーズ構成は「とらドラ」「あの花」「鉄血」の岡田麿里。
岡田氏は毎回風呂敷を広げるだけ広げて畳むのはいい加減なことに定評のあるシリーズ構成だけど、
今回は比較的変に弄りまわさずほどよくまとまっていた印象

・僕のヒーローアカデミア(3期)：B+
1話目からアニオリの水着回を入れる神采配(全然画面に出てこなかったけど)
AFO戦でマイトの後ろの女性はほったらかしでいいの？とか
狡猾な男とか言われてたのに人質とか罠とか使わずに結局レベル上げて物理で殴る戦いなの？とか細かいこと気にしすぎなければ1期2期と同じで少年漫画らしい展開
初見の人も原作既読の人も楽しめる内容で作画も演出も声優の演技もベストの恵まれた漫画原作アニメ

・魔法少女サイト：B
1話：C　2話～8話：B+　9話～11話：B
まどマギの子孫。途中は良かった。

・ヲタクに恋は難しい：B
結構面白かった。ちょいちょい分からんネタがあったくらい

・宇宙戦艦ティラミス：B
ギャグロボアニメという珍しい題材。ギャグ部分はとても良かった

・ダーリン・イン・ザ・フランキス：B-かC+

1～5話：C　6話：A　7話～最終話：C
過去のロボアニメの良いとこどりを目指したロボアニメ。今世代のグレンラガン。
内容は微妙。良かった点はキャラの作画と主役機4機のメカデザインと6話。
悪かった点・良くなかった点はそれ以外のほとんど。特にキャラの扱いがいい加減。
前述の通り過去作品の良いとこ取りを目指した作品だけど、あれこれ中途半端に摘み食いするからいまいち無個性的な味気ないものになった印象。
個人的に評価できないというか許せない点はウマ娘のところで書いた「物語に緩急をつけるために一人のキャラにヒール役を押し付けてシリアスな話を収集するという展開」ってやつ。具体的に言うと14話のイチゴ。僕は最初から最後までイチゴ派だったんですけど、14話のイチゴの扱われ方は酷いと感じた。負けヒロインになったことが不満なんじゃない。それは最初から察知してたし、むしろ悲恋を他所から眺めるのは大好きなので負けヒロインだからこそ惹かれる所もあったくらいだ。でも委員長キャラが唐突に主人公と自分の関係を優先するために集団からメンバーを除外しようとするような独裁者に豹変するのは違う。
12話で狂暴化して主人公に襲い掛かかって主人公が過去に出会った男の子だと分かった途端態度変えるヒロインもそうだけど、脚本家って人は、キャラを雑に扱われることがどういうことか分かってない人が少なくないように感じる。海外の視聴者が14話の展開にキレてスタッフに殺害予告を送るという事案があったらしい。殺害予告は犯罪だが、そもそもの原因はシリーズ構成の人だし自業自得だと思う。
でも実はここにリストされてる作品の中にもヒール役押し付けて収集するシナリオのアニメ2つほどあるんですけど、それは余りある魅力があるので足し引きしても高評価ということになってるけどこれを同じように評価するのはちょっと厳しい。
ただ、6話は良かった。マジで主人公死んで主人公交代するんかとかハラハラしたし、久々に明快なサスペンス見せてもらったなーと感心した。
最終的に敵に勝って終わらなかったけど、少なくとも負けて逃げようとして更に負けて終わった鉄血よりはましなのは確か。しかし何度も言うようにキャラの扱いが酷いので、ウマ＞ダリ＞鉄血かな。でも鉄血みたいな迷言があるわけでも無いので総評はグレンラガンにも鉄血にもなれなかったロボアニメもどきって感じ。
おわり。多分ここに書いてあるもののなかで一番好きじゃない

正直今期はプリキュアと再放送のよりもい・00が一番楽しんで観てた気がする

過去(～2016)観たアニメ

・ボンバーマンジェッターズ

2002～2003年に放送された｢子供に見せたいアニメ(≒子供向けアニメ)｣として制作された作品。全52話。テーマは｢兄弟愛｣｢立派な人間になるには強いだけではだめ｣とかいろんなテーマがあるけど、一番大きいのは｢大切な人はいなくなって辛くてもそれでも人生は続くよ｣というテーマじゃないかな。"アンパンマンワールドに吐き気を催す邪悪を送り込んだらどうなるかな？"みたいな世界観。案の定ハードなシリアスで悲壮的な作品。子供向けとは思い難いほどシナリオも重たい。｢行方不明になった最強の戦士である兄を追って、兄が所属していた組織に入る｣ってあらすじ。序盤はサトシとロケット団の競争みたいなゆるい戦闘ばっかりでぶっちゃけ大人からしたらあんまりおもしろくないんだけど…、6話で兄と同じ戦い方をする正体不明の男(CVも同じ人)が現れ、ようやく物語がシリアス方面に動き出す。この謎の男の正体(中身、行方不明になった主人公の兄なんじゃねーの？という不安定要素)と主人公の兄の行方を主軸に物語は進み、この二つの疑問が明かされ始める22話から盛り上がり、26話(2クール目ラスト)で一旦の佳境・終幕を迎える。他人にアニメを勧めるとき｢〇〇話まで観てくれ｣とかいうだろうが、このアニメの場合は26話である。長いよ。ていうかこれが一番長いアニメなのでは？3クール目からはギャグを挟みつつ伏線や物語の整合が淡々と進み、4クール目からの怒涛の伏線回収、そして51話Bパート→最終話Aパートの50話かけて積み上げてきたアレコレが一気に畳み掛けてくる爽快感は他の作品じゃとても味わえない代物だと思う。しかもこれが涙とか鼻水とか色んな形の感動が出た後から押し寄せてくるのだからもうヤバイのですよ（語彙）（まぁ実際は初見時は単なる作品の出来にあんまり感心しすぎて泣くに泣けなかったんだけど）一番他人にお勧めしたい作品だけど実際布教はもうほぼ諦めてる。レンタルも少なくなってるようだし、円盤は高いし、DVDはプレ値だし、観る手段少ないし、何より長いし…Amazonプライムとかでも配信されたら熱心に布教開始するけど……評価は1クール目はC、2クール目はA＋、3クール目はB、4クール目はS。4クール目(特に45話、51話、52話)があまりに素晴らしすぎるのでS＋とかにでもしたいところだけど、それじゃなんだか盲目的で説得力がない感じするので全体評価はSということで。心理的にはSSです。序盤はやや退屈な作品だけど、最後まで観たなら後悔しないことは保証するし、永遠に冷めない余韻に浸れるガチ神アニメなので気になったらOPだけでもみてみてね。
この作品を超える作品に出会うことが人生の目標の一つであり、言ってしまえばこの記事はこれだけ色んな作品観たけどジェッターズ超える作品見つからなかったよというジェッターズのダイマでもある（雑だけど）